一歩踏み出せた日 -コトはじめmeeting-

board-dondon エッセイ
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「一瞬でも”やってみたい”と思ったことには挑戦しよう」

2022年を迎えたとき、わたしはそう心に決めた。

そこには、大学生活の中で思う存分挑戦しきれなかった後悔があったから。

だからこそ、新生活の幕開けと共に自分も変わろう、一瞬の好奇心を逃すまい、と。




そして今日。

その第一歩を踏みしめた。



大げさと言われてしまうかもしれないけれど、わたしにとっては大きな一歩だった。

それは、湖北の暮らし案内所 どんどんさんが企画されている「コトはじめmeeting」に参加したこと。

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コトはじめmeeting とは?

湖北の暮らし案内所 どんどんさんについて、詳しくはこちらをご覧ください^^

滋賀県の長浜市にあるシェアスペースで定期的に開催されているのが、今回わたしが参加した”コトはじめmeeting”。

はじめましての人がつどう茶話会という内容で、定員は5名。

”どんな人がつどうのか”によって在り方は変わる、いわば変幻自在な空間だった。

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参加を決めた理由

冒頭で話したように、「単純に楽しそうだったから」というのが最も素直な理由だけれど、そこにあえて理由付けをするとしたら、自分の力でなにかを始めたかったからだろう。



これまでは、既に敷かれたレールの上を特に大きな不自由さを感じることもなく歩かせてもらってきた。

その都度自分で選択はしてきたけれど、その選択肢すらも与えられていたものから選んできたにすぎない。

進学も、部活も、アルバイトも、就活も、あくまでそのレール上の話だったのだ。

もちろんそれは、とても恵まれていたということなのだけれど。



そうして生きてきた中で、どこかレールの外を歩く人たちへの憧れがあった。

自身の足で道を作っていかなければいけない分、きっとそう簡単ではないだろう。

でも、不思議と、その自由さに惹かれた。



そんな想いと葛藤しながら就活を終え、あっという間に大学生活も過ぎ去り、いよいよ新入社員としての研修がはじまったとき、「コトはじめmeeting」を知った。

対象者には、「何かやりたいけど何も決まっていない人、とりあえず話してみたいという人」の文字。

その瞬間心が動いたのは、”自分だ”と思ったから。

物語の主人公になったつもりで、気付いたら応募していた。

なにかを変えたい、と。

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参加してみて

どんどんさんに向かう足取りは好奇心と緊張で、まさに一歩ずつという感じだったけれど、着いた先にあったのは「否定のない空間」だった。




経歴も年齢もバラバラだけれど、相手を受け入れることで自分も受け入れてもらえる、そんな丁寧で柔らかい時間を過ごし、気付いたら緊張も溶け、会って数分で本音をぽつりと明かしている自分がいた。


はじめましてだけれど、はじめましてじゃないような気がしたのは、きっと全員が自分の意思で集まった人たちだからだろう。

個のエネルギーやパワーが、温かく、優しく、そして揺るぎないものとして存在していて、それがなんとも心地良かった。




約2時間。

話は、まさに”どんどん”姿や形を変えながら続いていき、あっという間に終わりの時を迎えた。





なにを話したかは、今はまだ心にとどめておきたい。

今日は思い出しながら寝ることにしよう。




ありきたりな表現だけれど、参加して本当に良かったと心から思う。

考えも、視野も、可能性も、すべてを大きくしてもらえた。

そして何より、一歩踏み出すことの大切さを身をもって実感した。




もしあの時、参加することを決めていなかったら、今日はどんな1日を過ごしていただろう。

悪くなることはなくとも、良い方向へと変わることもなかったに違いない。



帰路についたとき、桜は満開に咲き溢れ、そばに流れる穏やかな川に散った桜がひらりと落ちた。それはまるで新たな門出を祝福し、進むべき道を示してくれているようだった。

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今日できたご縁を、大切に。

そして、次なる出会いへと。





どんどんさん、そして参加者のみなさん、素敵な時間をありがとうございました。









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